「 18世紀 トランプ 」
素朴で魅力的な柄の古いトランプ。18世紀末、1700年代の200年以上も前の版画作品と言える。裏を見てみるとこれもまた魅力的な手描きのカリグラフィー。このトランプの模様は合羽摺(かっぱずり)と言われる技法で、ステンシルのように色を入れていく。
1800年代に印刷されたトランプは人物が半身であるのに対し、1700年代のものは人物の柄が全身であるのも特徴。
10年前にはパリでも紙市に行けばコレクションケースの中にずらりと見ることができたが、最近では骨董店でも見かけることが少なくなったたいへん貴重な印刷物である。
裏も素敵なので好みの額に透明ガラス2枚で挟み込み、両面見られるようにして仕上げるのがおすすめ。
壁面に飾ればすっと浮き出すよう。
・1700年代のフランス人画家シャルダンの絵にも登場している。